所得税の基本
【2026年最新】所得税の税率は何%?速算表の見方と計算手順
所得税の税率は課税所得に応じて5%〜45%の7段階です。2026年最新の速算表の見方と、年収から税額を出す4つの手順を年収500万円の例で解説。無料・登録不要の計算ツールで自分の税額もすぐ確認できます。
所得税の税率は一律ではなく、課税所得が増えるほど段階的に高くなる「超過累進税率」です。税率は5%から45%までの7段階に分かれており、国税庁が公表している「速算表」を使うと簡単に税額を計算できます。
所得税の速算表(2026年・令和8年分)
| 課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 1,000円〜1,949,000円 | 5% | 0円 |
| 1,950,000円〜3,299,000円 | 10% | 97,500円 |
| 3,300,000円〜6,949,000円 | 20% | 427,500円 |
| 6,950,000円〜8,999,000円 | 23% | 636,000円 |
| 9,000,000円〜17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 |
| 18,000,000円〜39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 |
| 40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 |
税率区分そのものは2026年も変わっていません。変わったのは、税率をかける前に差し引く「基礎控除」と「給与所得控除」です。
速算表の見方
速算表は「課税所得金額 × 税率 − 控除額」で税額を求めるための表です。控除額は、超過累進税率の計算を1回で済ませるための調整額です。
例えば課税所得が400万円なら20%の区分に該当し、400万円 × 20% − 427,500円 = 372,500円が所得税額になります。400万円全体に20%がかかるわけではなく、195万円以下の部分は5%、195万円超330万円以下の部分は10%と、区分ごとの税率で計算した合計と同じ結果になります。
給与の所得税を計算する4つの手順
- 額面年収から給与所得控除を引いて「給与所得」を出す
- 給与所得から社会保険料控除・基礎控除などの所得控除を引いて「課税所得」を出す(1,000円未満切り捨て)
- 課税所得を速算表に当てはめて「基準所得税額」を出す
- 基準所得税額に102.1%をかけて、復興特別所得税を含む年税額を出す(100円未満切り捨て)
年収500万円(独身・扶養なし)の計算例
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 額面年収 | 5,000,000円 |
| 給与所得控除 | 1,440,000円 |
| 給与所得 | 3,560,000円 |
| 社会保険料(概算15%) | 750,000円 |
| 基礎控除 | 1,040,000円 |
| 課税所得 | 1,770,000円 |
| 所得税(5%) | 88,500円 |
| 復興特別所得税込みの年税額 | 90,300円 |
令和8年分は合計所得金額が489万円以下なら基礎控除が104万円になるため、年収500万円の人は課税所得が195万円を下回り、税率5%の区分に収まります。
社会保険料は人によって異なります。源泉徴収票の「社会保険料等の金額」を使うと、より正確に計算できます。
税率が上がっても手取りは逆転しない
超過累進税率では、高い税率がかかるのは境界線を超えた部分だけです。課税所得が195万円から196万円に増えても、10%がかかるのは超えた1万円分のみなので、年収が増えて手取りが減るということはありません。
自分の課税所得が今どの区分にあり、あと年収がいくら増えると次の税率になるのかは、計算ツールで確認できます。
よくある質問
- Q. 所得税の最高税率は何%ですか?
- A. 課税所得4,000万円以上の部分にかかる45%が最高税率です。復興特別所得税を含めると実質45.945%になります。
- Q. 速算表の控除額とは何ですか?
- A. 超過累進税率で区分ごとに計算した税額の合計と同じ結果を、1回の掛け算で求めるための調整額です。所得控除とは別のものです。
- Q. 2026年に所得税の税率は変わりましたか?
- A. 税率区分は変わっていません。令和8年分は基礎控除が最大104万円、給与所得控除の最低額が74万円に引き上げられ、課税所得が小さくなる改正が行われました。