年収別の住民税早見表
「自分の年収だと住民税はいくらくらいなのか」を、まず大まかに知りたい方のために、年収別の早見表を作りました。独身の会社員と、配偶者がいる場合の2パターンを掲載します。細かい控除を反映した金額は、住民税計算ツールで確認できます。
年収別・住民税の早見表(独身の会社員)
次の表は、東京都在住・40歳未満・独身の会社員で、社会保険料を概算とし、ふるさと納税などの控除を使わない場合の目安です(令和8年度の制度で試算)。
| 年収 | 年税額 | 6月分 | 毎月(7月〜翌5月) |
|---|---|---|---|
| 200万円 | 62,100円 | 6,000円 | 5,100円 |
| 250万円 | 89,700円 | 8,300円 | 7,400円 |
| 300万円 | 117,400円 | 10,700円 | 9,700円 |
| 350万円 | 145,000円 | 13,000円 | 12,000円 |
| 400万円 | 176,700円 | 15,000円 | 14,700円 |
| 450万円 | 209,300円 | 17,900円 | 17,400円 |
| 500万円 | 242,000円 | 20,900円 | 20,100円 |
| 600万円 | 307,300円 | 25,700円 | 25,600円 |
| 700万円 | 376,600円 | 32,300円 | 31,300円 |
| 800万円 | 451,900円 | 38,300円 | 37,600円 |
| 1,000万円 | 617,500円 | 52,100円 | 51,400円 |
年収が増えると、住民税の年額も増えます。所得割の税率は一律10%ですが、控除額が頭打ちになるため、年収に対する割合は200万円で約3.1%、400万円で約4.4%、1,000万円で約6.2%と少しずつ高くなります。
配偶者がいる場合の早見表
配偶者控除(33万円)が使える場合は、課税標準が下がって住民税も安くなります。次の表は、配偶者に収入がない(年収0円)場合の目安です。
| 年収 | 年税額 | 6月分 | 毎月(7月〜翌5月) |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 81,900円 | 7,100円 | 6,800円 |
| 400万円 | 141,200円 | 12,500円 | 11,700円 |
| 500万円 | 209,000円 | 17,600円 | 17,400円 |
| 600万円 | 271,800円 | 23,200円 | 22,600円 |
年収400万円で比べると、独身の176,700円に対して、配偶者がいる場合は141,200円と、約3万5,000円の差が出ます。配偶者の年収が上がると配偶者控除から配偶者特別控除に変わり、控除額は段階的に小さくなります。
早見表の見方と前提条件
この表の前提は次のとおりです。自分の条件と違う部分があれば、金額は変わります。
- 住んでいる地域は東京都(超過課税なし)
- 社会保険料は年収の約14.7%(40歳未満)で概算
- ふるさと納税・iDeCo・生命保険料控除・住宅ローン控除は未使用
- 給与収入のみで、副業や不動産収入などはなし
40歳以上は介護保険料が加わって社会保険料が増えるため、住民税は少し安くなります。たとえば年収400万円なら、40歳未満の176,700円に対して、40歳以上は173,500円です。
早見表と実際の金額がずれる理由
早見表の金額と通知書の金額が違うときは、次の点を疑ってみてください。
- 社会保険料の実額が違う: 健康保険組合の料率や国民健康保険の方は、概算とずれます。
- 控除を使っている: iDeCoや生命保険料控除、ふるさと納税などで、早見表より安くなっているケースです。
- 住んでいる自治体が違う: 神奈川県や兵庫県などは、超過課税で数百円〜1,600円ほど増えます。
- 前年の年収が違う: 住民税は前年の所得が対象です。今年の年収で見比べていないか確認しましょう。
通知書の金額が高いと感じるときの確認手順は、住民税が高いと感じたときの確認ポイントにまとめています。
自分の金額を正確に知るには
早見表はあくまで目安です。正確に知るには、源泉徴収票の「支払金額」と「社会保険料等の金額」を用意して、ツールに入力します。ふるさと納税やiDeCoの掛金を入力すれば、控除でいくら安くなるかも分かります。毎月の天引き額が分かると、手取りの見通しも立てやすくなります。月収ベースで知りたい方は、月収20万円の住民税はいくら?も参考にしてください。
早見表の金額を毎月の家計に落とし込むコツ
早見表の金額は、毎月の家計に当てはめてこそ役に立ちます。次の3つの手順で、手取りの見通しを立ててみましょう。
- 表から自分の年収に近い行を探し、「毎月(7月〜翌5月)」の金額を確認する。年収が表の行の間にある場合は、前後の行の金額から見当をつける。
- 6月分だけは、端数の調整で少し多くなる点を覚えておく。たとえば年収400万円の6月分は15,000円で、毎月の14,700円より300円多い。
- 年税額を12で割った金額を、毎月の固定費として家計簿に入れておく。
昇給や転職で年収が変わっても、住民税は変わらず、翌年の6月から変わります。たとえば、年収が400万円から500万円に上がると、翌年の住民税は年65,300円(176,700円から242,000円)増え、毎月では5,400円(14,700円から20,100円)の増加です。昇給した翌年の6月に、手取りが思ったほど増えない理由はここにあります。
まとめ
独身の会社員なら、年収300万円で年約11万7,000円、400万円で約17万7,000円、500万円で約24万2,000円が住民税の目安です。配偶者控除や、ふるさと納税・iDeCoなどの控除を使うと、さらに下がります。自分の年収と家族構成に合わせた金額を知りたい方は、住民税計算ツールでお試しください。
この記事のよくある質問
- Q. 年収500万円の住民税は月いくらですか?
- A. 東京都在住・40歳未満・独身で、社会保険料を概算とした場合、年額は約242,000円、7月〜翌5月の毎月額は約20,100円です。配偶者控除がある場合は、年額が約209,000円まで下がります。
- Q. 住民税は年収の何パーセントくらいですか?
- A. 控除を使わない独身の会社員で、年収300万円なら約3.9%、500万円なら約4.8%、1,000万円なら約6.2%が目安です。所得割の税率は一律10%ですが、控除を引いたあとの金額にかかるため、年収に対する割合はこれより低くなります。