ハンドメイド販売の原価と価格設定!失敗しない計算方法
材料費×2だけでは、梱包・決済手数料・制作時間が抜けます。**委託10%+決済3.6%**で実質13%超が手数料。材料500円・2,000円販売でも手取り1,740円、制作2時間なら時給870円です。
原価の4ブロック
- 材料(歩留まり・試作ロス+5%見込み)
- 梱包・送料按分(1個あたり80円など)
- 制作時間×希望時給(例:1,500円/h)
- 販売手数料(13%前後)
売価の決め方
目標原価率40%(材料中心)なら売価=材料原価÷0.4。時間コストは上乗せ。原価率30%の売価の式も応用できます。原価率・売価計算ツールで材料リスト管理。
失敗例
- セール価格を通常価格としてSNS掲載
- 人気色だけ在庫過多でロス15%
- 送料込み・別途送料の混在
原価率と利益率も参照。
まとめ
「最低販売価格」をイベント前に算出。原価率±2%を許容帯に、月1回材料単価を更新。
現場チェックリスト(1)データ入力・単位換算
- 材料はcm→m、粒数→gに換算して原価率・売価計算ツール登録。
- 試作3回分を初回100個ロットに按分するか方針を固定。
- 1材料でも仕入れ単位(10m巻等)を正味使用量に換算。
- 不一致3件以上でExcel管理をやめ原価率・売価計算ツールに一本化。
現場チェックリスト(2)値上げ・価格改定の周知
- 材料+10%時、+300円値上げで原価率維持できるかシミュレーション共有。
- 委託先・イベント主催へ改定通知を1週間前。
- ファン向けSNSで「品質維持のため」と数値は伏せつつ理由説明。
- 改定後2週間、注文数±10%以内か確認。
ワーク例:レジンアクセサリー
材料420円・梱包90円・制作1.5h×1,500円=2,760円相当。材料のみ原価率40%なら売価1,050円は不可能。最低でも材料+梱包=510円を40%にすると1,275円、時間込みなら3,500円前後が現実線。イベントで「2,000円均一」にすると、人気色だけ100個作って在庫45個残る失敗が起きやすいです。
在庫と原価率
50個作って30個売れた時点で、未売分の材料はロスとして原価に載せるか決めます。載せないと人気商品ほど見かけ原価率が下がる歪みが出ます。
深化:委託・EC手数料込みの逆算
材料600円・梱包100円・手数料13%・目標粗利50%(材料+梱包ベース)なら、売価は最低700÷0.5÷0.87≒1,610円。1,980円に丸めても手取り1,722円、制作2hなら時給861円——「2,000円で儲かっている」は手数料前の錯覚です。月1回、原価率・売価計算ツールの材料単価と実際の仕入れを突合し、±2%超のズレ3件以上で価格改定を検討してください。
ケーススタディ:イベント前の最低価格
レジンイヤリング:材料380円・梱包85円・1.2h×1,500円。手数料13%込みで最低1,480円、希望時給を確保するなら2,800円ライン。2,000円均一イベントは「1日最大30個・在庫20%まで」とルール化し、原価率・売価計算ツールで試作ロス5%を材料に上乗せ。終了後に未売45個を原価ロス計上すると、次回見かけ原価率が+4pt上がる——在庫方針を価格改定前に合意しておくことが、SNS価格の錯覚を防ぎます。
月次3点チェック
①材料仕入れと原価率・売価計算ツール単価突合 ②手数料率変更(委託・決済) ③未売在庫をロス計上するか方針確認——3点で価格改定要否を判断。制作時間を原価に含めない販売を続ける場合は、「最低時給1,200円相当」を下回る注文を受けないルールを明文化し、セール価格を通常価格としてInstagramに載せない(よくある失敗)——価格と在庫の両方を月1で見直してください。
送料込み・別途の価格表記
ECで「商品1,800円+送料550円」と「2,300円送料込み」が混在すると、原価率40%の逆算が購入者ごとにズレます。1SKU1表記に統一し、送料550円のうち梱包80円・実送470円を按分——月1回原価率・売価計算ツールの梱包行と一致させます。委託先が手数料を変更した月は、全SKUの最低販売価格を再計算し、イベント出店前チェックリストに必ず含めてください。試作3回分のロスを100個ロットに按分するか否かを価格表に脚注し、原価率±2%の許容帯を超えたSKUだけ改定対象にします。
この記事のよくある質問
- Q.制作時間は原価に入れるべきですか?
- A.長期的には入れるべきです。時給1,500円×2時間なら3,000円。材料500円だけの2,000円販売は実質赤字です。
